最強の磁石はネオジム磁石?
ネオジム磁石というと、従来では工業用部品としての用途が殆どでしたが、近年では一般生活における日常的な利用方法も注目されています。
磁気活水器や健康器具として実際に利用している人も多いと思います。
ところで、ネオジム磁石とそれ以外の磁石って何が違うのでしょうか?永久磁石として良く知られているものとしてはネオジム磁石の他にも、フェライト磁石、サマコバ磁石、アルニコ磁石などがあります。
磁力の強い順に上記の永久磁石を並べてみると、ネオジム磁石>サマコバ磁石>フェライト磁石>アルニコ磁石の順で、とりあえず、ネオジム磁石が最も強力な磁石であることは分かります。
ネオジム磁石の次に強力なサマコバ磁石は、確かに磁力は強力なのですが、ネオジム磁石に比べると産出量が少なく、非常に高価になるというデメリットがあります。
逆に、サマコバ磁石の次に強いフェライト磁石は、非常に安価な磁石として知られていますが、強度が低くすぐに割れてしまうというデメリットがあります。
アルニコ磁石はと言うと、強度も耐熱性も非常に高いのですが、いかんせん、磁石としての磁力が弱いというデメリットがあります。
そういった点から考えると、ネオジム磁石は磁力が強い上、値段、強度等の点からも非常に優秀な磁石であることが分かります。
ただ、ネオジム磁石は耐熱性が弱いというデメリットがあるので、その点は注意が必要です。